ハンサムスーツ

 土曜日が映画の日だったんで映画を3本観てきた。「レッドクリフ」「イーグルアイ」はちょっと眠くなりながらも結構楽しめた。「ハンサムスーツ」は展開が予想できたり、作中のメッセージ的な物に引っかかって楽しみきれなかった。
 この映画、ブサイクの扱いがとにかくひどい。ハンサムとの対比を演出するためなのはわかるけど、ブサイクなだけで痴漢に間違われて、周囲の男性に殴られてるところは軽く引いた。くしゃみ避けられたり、ちょっとぶつかっただけで過剰に反応されるのは生々しいけど、実際あんなものだと思ってしまった。
 あと、「ハンサムになって女性にモテるようになるのが人生のすべてじゃない。自分の身の回りにある小さな幸せを大切にする方が尊い」というメッセージは正しいけど、素直に受け取れるほど世の中はやさしくない。
 もう少しブサイクの扱いをひどくするのはいいけど、痛々しくならないようにもう少しコメディー描写をもっと増やせば気持ちよく見れたのになあ。ただ、スタッフロール後に待ってた大オチは素晴らしかった。
 とりあえずこれから見る人のために大きなネタバレはしないで書いてみた。でも察しのいい人には大体予想できると思う。